【魚の頭まで捌けますか?】釣った魚の捌き方完全マニュアル✨

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キーワード 釣った魚の捌き方

こむぎ少尉
こむぎ少尉

これ、おみあげ~🎶

と釣りに行った家族が帰ってきたときのお決まりのセリフです(笑)

大きなサイズの魚が釣れたら家族に自慢したくて
持ってかえりますが家族からこんなことを言われた経験はありませんか?

にゃん等兵
にゃん等兵

こんなに大きな魚、私は捌けないから
アナタが捌いてね💦

頼れる人からの拒否!!
こうなったら釣ったアナタが魚を捌かなければなりません❗

こむぎ少尉
こむぎ少尉

包丁なんて持ったことないから無理!
はじめてだし、こんな大きな魚さばけない💦

大丈夫です。

今回はそんな初めて魚を捌くひとに向けて記事を書きました❗
この記事を読めば釣った魚の下処理から頭の捌きかたまで、捌き方を詳しく解説します。

魚の捌き方だけでなく、
記事の後半では魚のアラで作る美味しい「魚骨スープ」の作りかたも紹介しています。

ぜひ、最後まで読んでいってください

★釣った魚を捌く道具

出刃包丁

15cmくらいの刃渡りがあるものがオススメです✨
ちょっと大きく感じるかも知れませんが
頭や骨を断ち切るにはこれくらい大きくて重さがあるものがいいです❗️

かえって小さい出刃包丁のほうが滑ってしまいケガをする可能性があります。

まな板

木製のモノがオススメです。
柔らかい木製が包丁の刃を一番傷めにくいからです✨

使っていない歯ブラシ

血のりを取り除くときに使います。
ササラという専用の道具もありますが大型魚以外なら歯ブラシで十分です✨

★釣った魚の下処理のやり方

釣った魚の下処理の方法を解説します。
写真ではチヌを使ってますが、どの魚も下処理の方法はほぼ同じです。

ウロコを包丁でかき取ります。
赤マルで囲っている部分がウロコが特に残りやすい部分なので念入りにウロコを取りましょう。
包丁を魚に対して直角にし、尾から頭に向けて包丁を動かします。

ウロコが飛び散るので水を貯めたシンクの中か
もしくはビニール袋の中で行えばあとの片づけが楽ちんです。

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エラの付け根を包丁で切ります。反対側も同じようにします。

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肛門まで包丁で切り開きます。

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エラと一緒にワタを取り除きます。

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中骨周辺についている血のりを歯ブラシでかき取ります。

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よく水洗いして下処理は終了です

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ここまでの作業は釣り場でしておくとキッチンが汚れません。

★釣った魚の三枚卸しのやり方

諸事情(写真の取り忘れ)により、三枚おろしの方法はスズキで解説します。

胸ビレから頭の付け根にかけて切れ込みを入れます。

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頭を切り落とします。
骨のつなぎ目を狙って包丁を入れると簡単に切れます

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頭を左にして腹を手前にします✨
腹に薄く切れ込みを入れます
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切れ込みから中骨まで包丁を入れていきます。
コツコツと骨にあたる感触がしたらキレイに包丁が入っています。

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今度は頭を左にして背を手前にします

同じように切れ込みを入れます
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中骨まで包丁を入れていきます😊
コツコツと骨を感じながら滑るように切り進んでいきます。
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アバラ骨がくっついているので、包丁で切り離します。
身を引っ張りながら一本づつ、アバラ骨をカットしていくとうまく出来ます。

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今度は残った身を表にします。
頭を右にして背を手前になるようにセットします。
背中に切れ込みを入れて、同じように中骨まで包丁を入れます。

半身が無いので裏面が捌きにくいです💦
骨に身が残らないように注意しましょう❗️
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ひっくり返してお腹側に切れ込みを入れて同じように捌いて、アバラ骨も外します✨
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★頭を割る(梨割り)のやり方

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頭とカマの部分を分けます。

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この部分を包丁でカットします。

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頭とカマに分解できました。
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カマに付いてるヒレは短くカットしておきましょう✨
煮炊きする時にアクを減らすことができます
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頭を割ります❗️
脳天が手前に来るようにセットします。
前歯のあいだに包丁で切れ込みを入れます✨
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切れ込みに沿うように包丁をクチの中に入れていきます❗️
グッグッと包丁をまえに押し込みながら切ります

まな板に包丁の切っ先をつけ、テコの要領で真下にチカラを入れると簡単に頭が割れます。

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下アゴ部分を外します。
赤ラインに沿って包丁の根元で叩き切ります。

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小さな魚ならこれで終わりです。
ですが今回のように大型魚の場合は、さらに小さく分割していきます✨
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下アゴ部分を包丁で叩き切ります。
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鼻の穴のあたりに包丁を入れるとスッと断ち切ることができます。

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目の後ろを指で触ってみると少し柔らかい部分があります。
そこに包丁を入れると簡単に断ち切れます。

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これで分割は完了です
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下アゴとクチの部分は食べる部分がほとんどないので、
アラ炊きするときは捨ててもかまいません。
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最後に脳みそと血のかたまりをキレイに洗って完成です✨

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★中骨の処理のやり方

中骨の周りには旨味が濃い身が残っています✨
捨てないで美味しく食べましょう🎶

5〜6cmくらいに包丁の根元で叩き切ります。

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尾びれ、背びれ、腹びれをカットします。
この部分からアクが出てくるので忘れないように処理しましょう❗️

包丁で叩き切るのが怖ければ、キッチンハサミでもキレイにカットできます。

血のりが残っているのでキレイに洗います。
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★アラを料理するのが面倒な時は「魚骨スープ」を作ろう

頭の部分はキチンと処理すると結構時間がかかります💦

大きな鯛やブリのような高級魚なら捌く苦労も気になりませんが、
それ以外の魚なら正直めんどくさいなって思ってしまいます(笑)

そんなときは「魚骨スープ」を作ってみてはいかがですか?
このスープには魚の旨味が凝縮しているのでとても美味しいです✨

このスープはお吸い物、炊き込みご飯、海鮮鍋、ブリしゃぶしゃぶ、鯛しゃぶしゃぶなど色んな料理に使うことができます😆🎶

☆準備するもの

・魚の捨ててしまう部位→たくさん
・生姜(皮付)→ひとかけら
・長ネギの青い部分→1本分
・昆布→5cm角くらい
例えばこんな部分です。
・小さな魚の頭
・中骨
・腹骨
・血合骨
・皮   

☆作りかた

捨ててしまう部位を集めてます✨

鍋に集めた部位をすべて入れます。
入らない大きさの骨があったら断ち切っておいて下さい😆

塩をまぶして、15分ほど放置します。
こうすることで表面に魚の臭みやヌメリが浮いてきます。

塩と汚れを洗い流して、酒と水をたっぷりと入れます。
酒と水の割合は1:4くらいで大丈夫です🎶

長ネギ、生姜、昆布を入れて強火にかけます。

アクが浮いてくるので、こまめにすくいます。

アクが減ってきたら中火で煮込んでいきます。

途中、麺棒で骨を崩しながらさらに煮詰めていきます。

水分が半分くらいになったら完成です✨

ザルでスープを濾します。

☆魚骨スープの使いかた

魚骨スープはこんなレシピに活用できます😊✨

潮汁
魚骨スープ・・500cc
薄口醤油・・数滴
塩・・2.5g
酒・・大さじ1
①魚骨スープと調味料を合わせて、沸騰させます。
②魚の切り身を入れて弱火で火を入れていきます。
③潮汁の完成です。別で茹でた大根などの野菜を入れてもいいでしょう🎶

 

炊き込みご飯
魚骨スープ・・500cc
濃口醤油・・大さじ1.5杯
酒・・大さじ1
みりん・・小さじ1
塩・・2g
お米を洗って15分くらい水に浸しておきます。
すぐに調味料を入れてしまうとお米が吸水をしないため、仕上がりが固くなってしまいます💦
②魚骨スープと調味料を合わせます。
③炊飯器に水を切ったお米を入れて、普通にお米を炊くのと同じ量の魚骨スープを入れます。
④魚の切り身を好きなだけ炊飯器に入れます。
⑤あとは炊飯器のスイッチを入れて完成です

 

鯛茶漬け
魚骨スープ・・500cc
薄口醤油・・少々
緑茶パック・・1個
漬け用の濃口醤油・・大匙1
漬け用のみりん・・小さじ1
漬け用の砂糖・・小さじ1/2
漬け用のごま油・・少量
①魚骨スープ、薄口醤油、緑茶パックをすべて同じ鍋に入れて火にかけます。
②緑茶が煮出してきたら火を止めます。
③刺身を漬け用の調味料で5分くらい漬けておきます。
④ごはんの上に漬けた刺身をのせて、熱々のダシをかけます。
⑤茶碗のふちにワサビを付けたら完成です。

☆魚骨スープの保存方法

・鍋に入れて冷蔵庫なら3日間

・500mlのペットボトルに入れて冷凍したら1か月以上保存できます。

★まとめ

魚を捌くまでには5つのステップがありました✨

①準備する道具

②下処理のやり方

③三枚卸しのやり方

④頭の割り方

⑤中骨の処理のやり方

このステップ通りにすれば基本の魚の捌き方は完璧です✨
今回は釣れたシーバスで説明しましたがこの捌き方はどんな魚にも応用できます🎶

これでどんな大物が釣れても安心ですね😆✨
釣った魚が食べきれないときは調理して冷凍すればいいですよ!
オススメの釣った魚の冷凍方法を紹介しているので、こちらの記事も読んでみて下さい

【こんな方法もあるの⁉️】釣った魚を美味しく食べる5つの冷凍方法✨
こむぎ少尉 こんなに大漁の魚どうしよう? 今日、明日じゃ食べきれないわ💦 楽しい釣りから帰ってきてこんな風に悩んだことありませんか? すぐに食べきれないくらい魚が釣れた時は、冷凍しておけば長い...
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